三輪芳弘の経歴と活動内容を調査!興和の三輪一族/自宅/実績がやばい?

三輪芳弘さんは、製薬事業や商社事業、メーカー機能までを併せ持つ大手企業、興和株式会社の代表取締役社長を務め、興和グループのトップに立つ人物です。

興和は、バンテリンやキャベジンコーワα、ウナコーワといった一般的な知名度の高い医薬品で知られていますが、三輪芳弘さんは若くして興和の代表取締役に就任し、海外拠点を増やしたり、新技術の開発に着手したりとその経歴は輝かしい功績で彩られています。

本稿では、三輪芳弘さんのプロフィールや学歴、活動歴、興和の事業内容などを紹介し、経営者としてのやばい実績に迫りたいと思います。
また、興和を率いている三輪一族や、三輪芳弘さんの家族構成、豪邸とされる自宅の情報まで徹底調査しましたので、三輪芳弘さんと興和について誰よりも詳しく知れる内容となっています。

三輪芳弘が興和代表に就任してからの実績

三輪芳弘さんは1995年に興和の代表に就任しました。 それまでも興和の役員として手腕を発揮していましたが、代表になってからはさらに実績を積んでいます。

医薬品事業のグローバル展開

興和の医薬品事業は、「キャベジンコーワα」「キューピーコーワゴールドα」「ウナコーワ」「バンテリンコーワ」など、日本国内では高い知名度を誇っています。
しかし、三輪芳弘さんは国内での充実には満足せず、上海に法人を設立しているほか、アメリカやヨーロッパ、アジアにも海外事業所を構え、医薬品事業をグローバル化しています。

その中心となっているのは高コレステロール血症とよばれる疾患に効果を発揮し、国内外で高い評価を得ている「リバロ錠」です。 興和はリバロ錠を国際戦略品と位置づけ、世界を対象に研究・開発・販売を推進しています。

新型コロナウイルス感染症流行時の活躍

新型コロナウイルス感染症流行時には、マスクの大量生産で日本国民を感染から守りました。
元々、興和は国内家庭用マスク市場でユニ・チャームと双璧をなす生産能力をもっていたのですが、その製造力を増強することで月5,000万枚の増産に成功し、国内産で品質の高いマスクの供給に努めました。

具体的には、繰り返し使えるガーゼマスクや使い捨て不織布マスクを増産し、子ども用マスクの販売も強化しました。
また、政府が取り組んだアベノマスクも受注して、ガーゼ(布)マスクによるマスク不足解消にも貢献しています。

名古屋の地域活性化への取り組み

三輪芳弘さんと興和は、本社がある愛知県名古屋市の地域活性化に取り組んでいます。

大きなニュースとしては、1999年に名古屋観光ホテルを株式公開買付けで子会社化し、ホテル業界に参入して名古屋を盛り上げようと企画しています。
また、2017年には老舗百貨店の「丸栄」を完全子会社化しました。丸栄は残念ながら閉店してしまいますが、丸栄跡地を含めた再開発を計画し、栄だけではなく名古屋市全体に波及するようなランドマーク構想があるそうです。

2020年にはナゴヤドームのネーミングライツ権を取得して、ナゴヤドームは2021年1月から5年間「バンテリンドーム ナゴヤ」と呼ばれ、名古屋市民やドラゴンズファンから親しまれています。

ミノムシの糸に関する技術開発

三輪芳弘さんの未来を見据えた取り組みとして技術開発があげられますが、その中でもミノムシの糸に関する技術開発は将来有望とされています。
この技術開発は興和と農業・食品産業技術総合研究機構の共同で行われているもので、昆虫の中でもミノムシが吐き出す糸に高い強度と伸縮性があることを突き止めています。

ミノムシは蚕などと比較して1匹から採取できる糸の量が多く、糸の廃棄時に環境負担が少ないという特性があります。
さらに、糸そのものが軽いというメリットを活かして、防弾福や電子部品など、あらゆるものへの実用化にチャレンジしています。

保健医療功労者として愛知県表彰を受賞

2022年には、愛知県から薬業界の振興・発展に関する功績が評価され「保健医療功労者」を受賞しました。

この評価に対して三輪芳弘さんは、「企業活動として、医療用医薬品をはじめ、一般用医薬品やマスク・サポーター等のセルフケア製品の提供等、長年取り組んできたことをご評価いただいたものと確信いたしております。この受賞を励みに、今後も微力ではございますが、薬業界の発展とともに患者さんや生活者の生活の質(QOL)向上に貢献できるよう、努めてまいりたいと存じます。」と語っています。