三輪芳弘さんは、製薬事業や商社事業、メーカー機能までを併せ持つ大手企業、興和株式会社の代表取締役社長を務め、興和グループのトップに立つ人物です。
興和は、バンテリンやキャベジンコーワα、ウナコーワといった一般的な知名度の高い医薬品で知られていますが、三輪芳弘さんは若くして興和の代表取締役に就任し、海外拠点を増やしたり、新技術の開発に着手したりとその経歴は輝かしい功績で彩られています。
本稿では、三輪芳弘さんのプロフィールや学歴、活動歴、興和の事業内容などを紹介し、経営者としてのやばい実績に迫りたいと思います。
また、興和を率いている三輪一族や、三輪芳弘さんの家族構成、豪邸とされる自宅の情報まで徹底調査しましたので、三輪芳弘さんと興和について誰よりも詳しく知れる内容となっています。
三輪芳弘さんが代表を務める興和株式会社は、130年近い歴史を誇る老舗企業です。
1894年の設立当時は綿布問屋として創業し、現在は繊維や機械などを扱う商社機能と、医薬品や医療用機器を中心としたメーカー機能をあわせ持つ大企業に成長しています。 ここでは、興和の事業内容と会社概要について詳しく紹介します。
主な事業内容は商社部門とメーカー部門に分かれます。 商社部門では、創業事業である繊維業を中心に、機械、建材、船舶、鉱物資源、化成品原料、生活関連物資などの輸出入、三国間貿易および国内販売を行っています。
商社部門は、興和の経営ビジョンとして掲げる健康×環境の「環境」部分を重視していて、環境に配慮した製品・サービスの提供のために、化学肥料不使用のオーガニックコットン事業(インド)、クリーンエネルギーとして注目されるLNG関連事業、環境素材・活性炭(フィリピン)、環境負荷の少ない太陽光発電ビジネスなどに携わっています。
メーカー部門では、OTC医薬品・ヘルスケア品・サプリメント、医療用医薬品、医療機器(眼科医療機器や眼内レンズなど)の研究・開発・製造を行っています。 メーカー部門は「健康」に関わる事業を行い、医薬品・セルフケア品の研究開発をベースに、生活者の健康寿命延伸と疾病などの予防対策に取り組んでいます。
なお、興和の事業別の利益は、以前は繊維部門が全体の約50%、医薬品事業が約15%という比率でした。 しかし、三輪芳弘さんの改革により、現在では繊維部門が10%台、産業・化学が約30%、医薬品が約50%という均衡の取れた利益バランスが実現しています。
興和株式会社の会社概要は以下の通りです。
社名 | 興和株式会社 |
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所在地 | 〒460-8625 愛知県名古屋市中区錦3-6-29 |
代表者 | 代表取締役社長 三輪芳弘 |
創業 | 1894年12月25日 |
資本金 | 3,840百万円 |
売上高 | 743,197百万円(2023年3月期決算:連結) |
従業員数 | 7,865名(2023年3月現在:連結) |
事業内容 | 【商社部門】 繊維、機械、建材、船舶、鉱物資源、化成品原料、生活関連物資などの輸出入、三国間貿易および国内販売 【メーカー部門】 OTC・医療用医薬品・医療用機器の研究開発・製造販売、 FAビジョンユニット・セキュリティビジョンユニットの製造販売、ロボットシステムインテグレーター業務、 レンズ・カメラ等のハードウェアの研究開発、システム系・組込み系およびAI等のソフトウェア研究開発、 省エネ・創エネソリューションの販売、省人化ソリューションの販売、環境配慮型建築の施工販売 |